何もない場所にも、価値はつくれる

先日のGW、家族で三重県多気町にある VISON を訪れました。
お客様から勧めていただいたのがきっかけでしたが、実際に足を運んでみると、そのスケール感に圧倒されました。
広大な敷地の中に、宿泊、食、温浴、地域の特産品、体験型の店舗が一体となり、単なる商業施設ではない、ひとつの世界観が創られていました。
しかし、私が最も心を動かされたのは、建物の大きさでも、お店の数でもなく、「ここに価値をつくった」という強い意志でした。

多気町は、大都市の中心地でもなく、人通りが多い場所でもなかったはずです。
それでも、様々な企業や地域、行政、関わる人たちが、それぞれの強みを持ち寄り、
「地域に何を残せるのか」
「訪れる人にどんな体験を届けられるのか」
「未来へどんな価値をつなげられるのか」
を本気で考え、一つの目的に向かって力を重ねた結果、VISONという場所が生まれたのだと感じました。
何もないように見える場所でも、視点を変え、意味を与え、人の力をつむいでいけば、人が集まり、感動が生まれ、新しい価値になるということをVISONは体現していたように写りました。

私は自動車の仕事をしていますが、車をただ販売するだけなら単なる商品であり、整備もただ直すだけなら単なる作業です。
しかし、
「この車がお客様の人生にどう役立つのか」
「将来の資産価値をどう守るのか」
「地域の移動手段をどう支えるのか」
という視点が加わることで、仕事の意味は大きく変わると考えています。
何を扱うかではなく、そこにどんな意味を込めるか。
どこで仕事をするかではなく、そこでどんな価値を生み出すか。
VISONで感じたことは、私たち浅穂が大切にしている考え方そのものでした。

弊社の理念は、「自利と利他の調和」です。
自分たちだけが良くなるのではなく、お客様、地域、取引先、共に働く仲間、それぞれに価値が生まれる形を目指しています。
そして存在意義は、「人と社会に、末永い付加価値を生み出す。」ことです。
大きな価値は、最初から存在するものではなく、誰かの想いから始まり、共感する人が集まり、少しずつ積み重なった結果、生まれていくものだと考えます。
地方だからできない、小さな会社だから難しいのではなく、何もないように見える場所にこそ、まだ見えていない価値が眠っている。
その価値を見つけ、磨き、誰かと共につくっていくことが重要であり、これからの時代に必要な力なのだと感じました。

今回のVISONでの体験は、私自身の仕事や会社の未来を考える上で、非常に大きな学びとなりました。
浅穂も、車を通じてお客様の人生に寄り添い、地域に必要とされ、関わる人たちと共に、末永い価値をつくっていける会社でありたいと思います。

株式会社 浅穂
代表取締役 淺田 規文

過去のお知らせ