先週、ジャパンモビリティショー(Japan Mobility Show)を訪れ、これまでの「自動車イベント」という枠をはるかに超えた産業構造の変化を強く感じました。
旧・東京モーターショーの延長線上にあるものだと思っていましたが、実際には“移動”そのものを再設計するための総合プラットフォームへと進化しており、日本のモビリティ産業がどこへ向かうのかを体感的に理解できる場でした。





展示の中心は、従来の自動車だけではなく、航空機、大型ドローン、次世代ロボティクス、エネルギー関連技術、スマートシティ構想など、多様な領域が「移動」を軸に有機的に結びついていました。
つまり、モビリティはもはや車両単体の話ではなく、社会インフラ、地域交通、エネルギー政策、都市設計まで含めた“総合産業”へと拡張しているということです。
ASAHOが掲げる「サスティナブルモビリティ」というビジョンとも、この方向性は深く符合します。
これからの事業者は、自動車を扱うだけではなく、空の移動や新エネルギー、地域との循環型価値、デジタルとリアルの連携といった新しい視野を持たなければ、市場の変化に対応できない可能性があります。
なぜなら未来の移動は、地上・空・デジタルの三層が重なり合う複合領域へ進んでいくからです。
ASAHOとしても、これまでの常識にとらわれたビジネスモデルを維持するのではなく、前提条件そのものを問い直し、移動の価値そのものを再構築する立場へ舵を切る必要があります。
固定概念を取り払い、地域に持続的な移動価値を提供できる企業として進化するために、今回の学びを今後の事業構想にしっかりと活かしていけるよう努めてまいります。
株式会社 浅穂
代表取締役 淺田規文










