推し活が生み出す感情経済の力

またまた仮面ライダーネタです。

先月最終回を迎えた「仮面ライダーガヴ」のフィナーレイベント「仮面ライダーガヴ ファイナルステージ」に家族で行ってきました。
本当は千秋楽の東京公演に行きたかったのですが、チケットは一瞬で完売。
熱烈なファンのパワーに敗れましたが、今回は初開催となる石川県・本多の森北電ホールのチケットを運良く入手でき、参加することができました。

会場は約1,700席ほどの小さなホールです。
公演開始2時間前に様子を伺うため前を通った際、すでに列ができ始めており、30分前に我々が会場入りした時には、想像を超える長蛇の列でした。
座席は指定制であるにもかかわらず、推し活に全力を注ぐファンの熱量を肌で感じられ、子ども連れの家族以上に大人のファン層の存在感が際立っていたのも印象的でした。

ふと気になり計算してみると、チケット末端価格7,500円×1,700席×3回公演=約3,825万円。さらに物販での一人当たり最低1万円を仮定すると、1,700人×3公演で5,100万円。合計で1日あたり9,000万円規模の売上規模です。
実際にはもっと高い可能性があり、確実に億単位に到達しているはず。
エンタメにおける「推し活経済」の凄まじさを実感しました。

内容も素晴らしく、出演俳優によるオリジナルストーリーの舞台演出、トークライブなど、金額以上の付加価値を提供する構成でした。
ラストの挨拶で言葉に詰まる主役の知念さんの姿には、会場全体が胸を打たれ、感動を共有することができました。


この体験を通じて感じたのは、単なるチケット販売や物販以上に、「応援したい」というファンの気持ちをどう形に変えるか、その仕組みづくりの重要性です。
推し活の収益構造は、まさに“心の共感”をベースに成り立っており、それが大きな経済効果を生み出しています。
ASAHOにおいても、車をただの「移動手段」として売るのではなく、「末永い価値を共に育むパートナー」としてお客様と繋がり続けることこそが求められます。
推し活が示すように、人は「共感できる存在」や「応援したくなる存在」にこそ価値を見出すものであり、私たちが提供するサービスもまた、単なる商品ではなく、安心や信頼、誇りといった付加価値を積み重ねていく必要があります。
ASAHOもまた「選んでいただける理由」を徹底的に磨き上げ、心の奥に残る価値を提供し続けることが、これからの時代を生き抜く唯一の道だと、今回のイベントを目の当たりにして改めて学びになりました。

株式会社 浅穂
代表取締役 淺田規文

久々に妻の黄色い声援を聞きました。
妻の推しは、プリンの仮面ライダーです。

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