ポケットの中の相棒

福井の夏の空

最近、ふと気づいたことがあります。
スマートフォンって、もはや「道具」というより「相棒」に近い存在だな、と。

朝起きて一番に手に取るのも、仕事の合間に見るのも、家に帰ってから何気なく触るのも、いつもこの小さな画面。
そこには、お客様からのメッセージや車の写真、取引先とのやり取りだけじゃなく、家族との思い出や友人からの近況も詰まっています。

便利さは間違いなく、仕事のスピードを上げてくれます。
でも同時に、「何もない時間」を持つことが難しくなったようにも感じます。

昔は、移動中の景色や、何気ない町並みをぼんやり眺める時間がありました。
今はつい、その時間すらスマホが埋めてしまう。
気づけば、何かに追われているような気持ちになることもあります。

だからこそ、最近はあえてポケットにスマホをしまい、目の前の景色に集中するようにしています。

ポケットの中の相棒は頼りになるけれど、たまには少し距離を置くのもいいのかもしれません。
そうすると、ほんの小さな発見や、心がほどける瞬間が訪れる気がします。

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